AEM開発者ブログ by YAMATO

アドビ社のデリバリーパートナー大和株式会社のAEM開発者ブログです。

AEMサイトにおけるリダイレクト/リライト手法 <前編>

こんにちは。大和株式会社の牧野です。

AEMサイトにおけるリダイレクト/リライト手法の一覧があると便利だと思いブログに纏めてみました。かなりのボリュームになってしまったので前編と後編に分けました。今回は前編となります。

AEMサイトにおけるリダイレクト/リライトの主な目的として以下が挙げられます。

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Cloud Managerの環境変数を使い倒そう

AEM Developerの皆様、こんにちは。大和株式会社の熊井です。

AEM as a Cloud Service(以下AACS)をご利用の皆さま、環境変数使ってますか?
Cloud Managerで環境変数使えるの!?という方はまずは以下をご参照ください。
https://experienceleague.adobe.com/docs/experience-manager-cloud-service/content/implementing/using-cloud-manager/environment-variables.html?lang=ja

この記事では環境変数を使うとこんなことが出来て便利!という視点で話を進めています。

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AEM as a Cloud Serviceのログをtail -fでリアルタイムに確認する

AEM Developerの皆様、こんにちは! 大和株式会社の熊井です。

今回は「AEM as a Cloud Serviceのログをtail -fでリアルタイムに確認する」為にはどのようなステップを踏めばいいかをご紹介します。

通常、AEMのログは、{AEM install folder}/crx-quickstart/logs配下に出力され、DispatcherとApacheに関するログは/var/log/httpdに出力されます。
AEM as a Cloud Service以外の場合はインストールサーバにssh等で入ったのちにログを確認・取得・操作することが可能です。
一方、AEM as a Cloud Serviceにおいては「インストールサーバにssh等で入る」という行為が出来ない為、ログにアクセスをするためには
・Cloud ManagerのUIを使用する
・Splunkをセットアップし、ログファイルの転送を受ける
・Adobe I/O を介してCloud Manager APIに接続する
のいずれかを選択することになります。

トラブルシューティング・デバッグの際はログをtail -f することによりファイルの監視をすることが一般的ですが、その要件を満たすためには上記3番目の「Adobe I/O を介してCloud Manager APIに接続する」ことが必須となります。

前提

  • Java 11、Node.js、npmをインストール済み
  • Admin Consoleで付与されるシステム管理者(Administrators)権限を持っている
    ※ Adobe I/Oコンソールで証明書の管理をするためには、システム管理者(Administrators)権限が必要です
    ※ プロジェクトの作成にはシステム管理者(Administrators)または開発者(Developer)権限が必要です

大きな流れ

【1】Adobe I/Oプロジェクトの作成
【2】Cloud Manager APIのセットアップ
【3】Adobe I/O CLI のセットアップ
【4】Cloud Manager plugin のセットアップ
【5】ログをtail -f する

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Publish環境でSFDCをIDPとしたSSOを実装する

AEM Developerの皆様、こんにちは! 大和株式会社の熊井です。

今回は「Publish環境でSalesforceをIDPとしたSSOを実装する」為にはどのようなステップを踏めばいいかをご紹介します。

前提

環境は以下の構成になっているものとします

  • CDNにはCloudFrontを使用
  • Dispatcher(Apache), Publisher各1台の構成

大きな流れ

【1】AEMキーペアの作成
【2】IDPの設定
【3】AEMの設定
【4】Apache Dispatcherの設定
【5】Cloud Frontの設定
【6】グループの同期

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ページプロパティにカスタムの入力チェックを追加する

こんにちは!大和株式会社の松岡です。

今回は、ページプロパティにカスタムの入力チェックを追加する方法を紹介します。

ページプロパティの項目を必須にしたい場合、ノードにrequired="{Boolean}true"を設定することで簡単に実装できます。
下記のように必須エラーが起きた場合は、自動でタブと項目が赤に変わり、メッセージが表示されます。

しかし、実際のプロジェクトでは項目間の関連チェックや、文字列のチェックを行いたいケースもありますよね。例えば、、、

  • 「製品番号」が入力された場合、「製品詳細」を必須にしたい。
  • 「製品番号」は「A○○○-XXX」「B○○○-XXX」のいずれか。異なる形式はエラーとしたい。
  • メールアドレスの入力は、自社と関連会社のメールアドレスのみ許可する。その他はエラーとしたい。

さて、どう対応しましょうか、、、?

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【Windows 10 Home ユーザー向け】ローカル環境でクラウド版 AEM Dispatcherをセットアップしよう

AEM Developerの皆様、こんにちは!
大和株式会社の青葉です。

今回は、Windows 10 Home のローカル環境で AEM as a Cloud 版 Dispatcher をセットアップ・動作確認する方法をご紹介します。

公式ドキュメントでは Windows 10 Professional または Mac OS でのセットアップ方法が紹介されているのですが、実は Windows 10 Home でのセットアップ方法はまだ紹介されていません!

そこで、クラウド版 AEM でこれからローカル開発を始める方を対象に、前提となる手順から詳細にご案内します。記事執筆時点での手順になりますので、普段から公式の最新情報をチェックする習慣をつけておきましょう。

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