こんにちは! 大和株式会社の青葉です。
アドベントカレンダー2020(記事投稿イベント)3日目ということで、
私からはAEM関連のちょっとしたTips(小ネタ)をご紹介します。
最近のAEM開発ではコアコンポーネントが欠かせない存在になっており、 実際にノード・プロパティ構造などを細かく見ていくと「あれ、これは何だろう?」と新しい発見もあるかと思います。
3日目の内容は、コアコンポーネント特有のtrackingFeature
プロパティについてです。
例えば、画像コアコンポーネントのcq:dialog
のプロパティを見てみると:
trackingFeature
という見慣れないプロパティがありますね。
これはいったい何を"track"しているのでしょうか?
trackingFeature
プロパティとは
trackingFeature
プロパティとは、コアコンポーネントの機能などに直接影響はなく、
Adobe社がコアコンポーネントの利用データを収集するためのプロパティです。
デスクトップアプリやスマートフォンアプリを使っていると、ポップアップなどでよく見かける「製品の品質向上に役立てるために使用状況データ収集にご協力ください」と似たようなものになります。
このプロパティがあっても、データ収集の対象としてセットされているだけで、
オプトインしない限り、情報は送信されません。
デフォルトではオプトアウトしている状態で、オプトインしても送信される情報はコンポーネントの名前とバージョンのみ、とコアコンポーネントGithubのスレッドに記載されています。
オプトインするには?
オプトインする方法は2つ公式docsにて紹介されています:
- AEMインボックスにある通知からオプトイン(Touch UIのみ)
- Web Console の "Aggregated Usage Statistics Collection" からオプトイン
インボックスを開いて、
"Enable Aggregated Usage Statistics Collection" をクリックすると、
ちょっと特殊な画面に遷移します:
こちらでオプトイン設定するやり方が1つ。
2つ目のやり方としては、Web Consoleの "Aggregated Usage Statistics Collection" コンフィグにて "Enabled" にチェックをつけてオプトインします。
インボックスの通知が見当たらなかったとしても、後者の場合なら、いつでもオプトインできます。
オプトアウトするには?
一度オプトインしても、いつでもオプトアウトできます。
オプトインの2つ目のやり方でご紹介したコンフィグを開いて、"Enabled" のチェックを外して "Save" するだけです。
さいごに
小ネタではありましたが、3日目の内容は以上となります。
次回は狩野教授にワークフロープロセスについて執筆いただきます!お楽しみに~!